本人

 我が故郷にしかないスーパーマーケットってありますね。地元スーパーブームがいつの日か来ると思っているがどうだろう。あのオリジナリティの無さはむしろ真似できない。底抜けな雰囲気に反して、夜はコンビニないしはイオン(イオンモールではない)とシノギを削っていると思うと可笑しいですね。全く関係ないけど、ダクトとかは繋がってるわけですから。

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 鈴木清順の『東京流れ者』を観た。恋人との結婚を控え、ヤクザから足を洗った青年・哲(渡哲也)の顛末を描いた任侠映画。前半はヤクザ抜き前の一悶着、後半は北国を舞台にした逃避行劇となっていて、たけしの『ソナチネ』を連想せざるを得ない。だが、本作はストーリー云々より鈴木清順の軽妙洒脱な演出、ひいては未だに後続の居ない斬新なカット割りに刮目した方が面白い。色の感覚が優れており、何と言っても後光の鮮明さは見事で、受話器の色にまで確立されている。大事なシーンに限って気の抜けた演出や台詞が挟まれているのも印象深い。すごい変。しかし本作における渡哲也のセックスシンボル的な魅力はどこから湧いてくるのだろう。声が本当にいいです。

 

2022-01-27